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儲からないBTCオプションbot

儲からないオプションbotを作ってみた話

〜リバースカレンダースプレッドbot〜

仮想通貨botter Advent Calendar 2025
アドベントカレンダー16日の記事です

オプションって分かるとなんかかっこいいですよね。

オプションのbot動かしてるって見ないし、競合いないんじゃ?!

ブルーオーシャン(?)なオプションbot作ったら爆益なのでは!!!

そんな淡い期待を胸に、GitHub にリバースカレンダースプレッドbotを作りました


bybit_rev_calendar_live

結論:儲かりませんでした。

この記事では、

  • なぜオプションbotなのか
  • リバースカレンダースプレッドとは何か

をまとめておきます。
「オプションBOT作ってみたいな」と思っている人の、反面教師になればうれしいです。

なぜオプションbotなのか

BTC市場は、先物・パーペチュアルが流動性の中心で、オプションの出来高は相対的に小さめです(※データは要確認)。

それでもオプションに注目した理由は、「意志のある取引」が多いのでは?という仮説があったからです。
例えば「なんか上がりそう」でBTCUSDTをロングする人はいても、`BTCUSDT-5DEC25-96000-C` を“なんとなく”買う人は少ないはず。

オプションbotを作って実際に回すことで、「市場参加者が何を織り込んでいるのか」を感じ取りたかった、というのがスタートでした(できれば儲けたい)。

*オプション初心者なので解説が間違えてる可能性あります

リバースカレンダースプレッドとは何か

本題に入っていきます。


サクソバンク証券 公式チャンネルに分かりやすい動画がありました。そこから画像を引用させていただきます。

ざっくり言うと 期近(手前の限月)を売って、期先(先の限月)を買う という「カレンダースプレッド(限月間スプレッド)」の一種です。

  • 売り:期近(近い期限のコールorプット)
  • 買い:期先(遠い期限のコールorプット)

この形を「リバース(逆)」した形つまり

  • 買い:期近(近い期限のコールorプット)
  • 売り:期先(遠い期限のコールorプット)

上記の様になります(コールorプットは揃える)

期近と期先の価格差(やIV差)の動きをうまく取ろう、というのがカレンダースプレット戦略の使い方です

買いと売りを同時に持つので、単体の裸ポジより損失が限定されやすいのも面白いところ。

*詳細な解説はChatGPTなどに聞いた方がいいです

ざっくり損益イメージ

2025/12/14 1:30 時点
リバースカレンダースプレッドを建てた場合のシミュレーションです。

- デルタ:±0(価格の上下はほぼ中立)
- ガンマ:0(価格変動の恩恵は小さめ)
- ベガ:IV低下はプラス
- セータ:時間経過はマイナス

デルタ±0価格の上下はほぼ中立
ガンマ0価格変動の恩恵は小さめ
ベガ-IV低下はプラス
セータ-時間経過はマイナス

チャッピーの解説によると

1) 期先IVが“割高”、期近IVが“割安”に見えるとき

  • 例:期先だけ保険需要でIVが高い、でも直近は落ち着いてて期近IVが安い
  • ここで 「期先IVが下がる(または期近IVが相対的に上がる)=IV差が縮む」 を狙う
    → リバースは ネットでベガがマイナスになりやすいので、期先側のIV低下が追い風。

2) “近い期限までに”大きめの値動きが来そうなとき(ただし条件付き)

  • 期近ロングは本来、満期が近いほどガンマが立ちやすいので、短期のドカンに反応しやすい
  • ただしあなたの表示だと Gammaがほぼ0なので、今の組み方(ストライク/枚数/離れ具合)だと「値動きメリット」は薄めの可能性あり。

3) 「時間が経つほど有利」ではなく「早めに動く」前提のとき

  • リバースは Thetaがマイナスになりやすい(あなたも -5.43)
    → つまり 動かない時間が続くほど不利
    使うなら「近いうちに何か起きる」前提が強い。

逆に、使いにくい局面(やりがちで負けやすい)

  • IVが全面的に上がりやすい局面(急落局面・イベント直前など)
    → リバースはベガがマイナスなので、IV上昇が痛い
  • レンジが続きそうなとき
    → Theta負けしやすい
  • 期近満期を跨いで放置
    → 期近が消えて 期先ショートだけ残る(これが一番危険)

オプションは時間軸が入るのが難しいですね。


反省と学び

結局このbotは、“IV差の収束を狙う”と言いながら、実態は「ベガマイナス+セータマイナス」を抱えたまま、相場が動かない時間に削られる場面が多くて、思ったより難しい。

スプレッドが謎に広い時があるなど、運用面でも色々ありました。

できれば過去のIVデータを使ってバックテストまで行きたかったのですが、日本からBYBITグローバルが使えなくなるかも、というのでやる気がなくなった次第ですw

とはいえ無駄だったかというと、むしろ逆で
オプションは「上がる/下がる」だけじゃなく、**いつ動くか・どれくらい動くか(IV)**まで含めて市場参加者の意志が詰まっているという感覚が少し分かった気がします

あと、生成AIがオプションに詳しい点が相性が良いと思いました

ストライクずれちゃった

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